nearley vs antlr4 vs langium vs pegjs vs jison
"パーサー生成ライブラリ" npm パッケージ比較
1 年
nearleyantlr4langiumpegjsjison
パーサー生成ライブラリとは?

パーサー生成ライブラリは、特定の文法に基づいて構文解析器を自動的に生成するためのツールです。これらのライブラリは、プログラミング言語やデータフォーマットの解析を簡素化し、開発者が複雑な文法を手動で実装する手間を省きます。これにより、言語処理やデータ解析のタスクを迅速に実行できるようになります。

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統計詳細
パッケージ
ダウンロード数
Stars
サイズ
Issues
公開日時
ライセンス
nearley3,116,6693,666-1984年前MIT
antlr4711,70117,7883.09 MB1,0128ヶ月前BSD-3-Clause
langium568,1917973.61 MB1151ヶ月前MIT
pegjs543,6104,862-1169年前MIT
jison59,3534,366-1618年前MIT
機能比較: nearley vs antlr4 vs langium vs pegjs vs jison

文法の複雑さ

  • nearley:

    Nearleyは、非常に柔軟な文法をサポートしており、複雑な文法を簡単に記述できます。特に、文法が動的に変わる場合に強力です。

  • antlr4:

    ANTLR4は、LL(*)パーサーを使用しており、非常に複雑な文法を扱うことができます。多くの言語やデータフォーマットに対応しており、強力なエラーメッセージ生成機能も備えています。

  • langium:

    Langiumは、DSLの開発に特化しており、複雑な文法を簡単に定義できます。特に、TypeScriptとの統合が強力で、開発者にとって使いやすいです。

  • pegjs:

    PEG.jsは、パーサー生成のためのシンプルな文法を提供し、簡単に構文解析を行うことができます。複雑な文法には向いていませんが、シンプルな解析には適しています。

  • jison:

    Jisonは、LR(0)およびLR(1)パーサーを生成しますが、ANTLR4ほどの複雑さには対応していません。シンプルな文法の解析に適しており、学習コストが低いです。

エラーハンドリング

  • nearley:

    Nearleyは、エラーハンドリングが強力で、文法エラーを詳細に報告します。エラーの特定が容易で、デバッグがしやすいです。

  • antlr4:

    ANTLR4は、詳細なエラーメッセージを生成する機能を持ち、デバッグが容易です。文法エラーを特定しやすく、開発者にとって非常に便利です。

  • langium:

    Langiumは、エラーメッセージのカスタマイズが容易で、IDE統合によるリアルタイムエラーチェックが可能です。開発者にとって非常に便利です。

  • pegjs:

    PEG.jsは、エラーメッセージのカスタマイズが可能ですが、詳細なエラーハンドリング機能は他のライブラリに比べて劣ります。

  • jison:

    Jisonは、エラーハンドリングの機能が限られており、エラーメッセージのカスタマイズが難しい場合があります。シンプルなプロジェクトには適していますが、複雑なエラー処理が必要な場合には不向きです。

学習曲線

  • nearley:

    Nearleyは、柔軟な文法をサポートしているため、学習曲線は比較的緩やかです。特に、文法の記述が簡単で、初心者にも扱いやすいです。

  • antlr4:

    ANTLR4は、強力な機能を持つ反面、学習曲線が急で、特に初めて使用する開発者には難しいかもしれません。文法の定義やパーサーの生成に関する理解が必要です。

  • langium:

    Langiumは、TypeScriptに基づいているため、TypeScriptに慣れている開発者には学びやすいです。DSL開発に特化しており、特定のユースケースに対して強力です。

  • pegjs:

    PEG.jsは、シンプルな文法を持ち、学習曲線が非常に緩やかです。初心者でも簡単に始められ、迅速に結果を得ることができます。

  • jison:

    Jisonは、比較的簡単に学習でき、シンプルな文法を持つため、初心者にも適しています。迅速にプロジェクトを立ち上げることができます。

パフォーマンス

  • nearley:

    Nearleyは、文法が柔軟であるため、パフォーマンスが良好です。特に、動的な文法を扱う場合に適しています。

  • antlr4:

    ANTLR4は、複雑な文法を扱う際にパフォーマンスが最適化されており、大規模なプロジェクトに適しています。ただし、文法が非常に複雑な場合、パフォーマンスに影響を与える可能性があります。

  • langium:

    Langiumは、TypeScriptの特性を活かしており、パフォーマンスが良好です。特に、DSLの開発において効率的に動作します。

  • pegjs:

    PEG.jsは、シンプルな文法を持つため、パフォーマンスが良好ですが、複雑な文法には向いていません。

  • jison:

    Jisonは、シンプルな文法を持つため、パフォーマンスが良好です。小規模なプロジェクトやプロトタイプに適していますが、大規模な文法には不向きです。

選び方: nearley vs antlr4 vs langium vs pegjs vs jison
  • nearley:

    Nearleyは、柔軟な文法をサポートし、複雑な文法を簡単に記述できる特徴があります。特に、文法が動的に変わる可能性がある場合に有効です。

  • antlr4:

    ANTLR4は、強力な文法解析機能を持ち、複雑な文法を扱う必要がある場合に最適です。また、Javaをはじめとする複数のプログラミング言語に対応しているため、クロスプラットフォームでの利用が可能です。

  • langium:

    Langiumは、言語開発のためのモダンなフレームワークで、特にTypeScriptとの統合が強力です。DSL(ドメイン特化言語)を作成する際に、エディタ機能やIDE統合を重視する場合に選択すべきです。

  • pegjs:

    PEG.jsは、パーサーを生成するためのシンプルな文法を提供し、特に構文解析のための簡潔な記述を求める場合に適しています。エラーメッセージのカスタマイズが容易で、デバッグがしやすいのも特徴です。

  • jison:

    Jisonは、JavaScriptでの使用を目的としており、シンプルな文法を持つプロジェクトに適しています。軽量であり、迅速にセットアップできるため、小規模なプロジェクトやプロトタイプに向いています。