データベースの種類
- sqlite3:
SQLite3は、Node.js環境で使用するための低レベルのSQLiteライブラリです。SQLクエリを直接実行でき、柔軟性がありますが、開発者に多くの責任があります。
- expo-sqlite:
Expo SQLiteは、モバイルアプリケーションに特化したSQLiteデータベースです。Expoフレームワーク内で動作し、簡単にデータを保存できます。
- pouchdb:
PouchDBは、オフラインで動作するドキュメント指向のデータベースです。データをJSON形式で保存し、CouchDBとシームレスに同期できます。
- realm:
Realmは、オブジェクト指向のデータベースで、データをオブジェクトとして扱います。リアルタイムのデータ更新が可能で、パフォーマンスが非常に高いです。
- react-native-sqlite-storage:
このライブラリは、React Nativeアプリケーション向けのSQLiteラッパーです。ネイティブのSQLite機能を利用し、データベース操作を簡素化します。
パフォーマンス
- sqlite3:
SQLite3は、SQLクエリを直接実行するため、効率的なデータ操作が可能ですが、クエリの最適化は開発者の責任です。
- expo-sqlite:
Expo SQLiteは、モバイルデバイス向けに最適化されており、軽量で高速なデータベース操作を提供します。
- pouchdb:
PouchDBは、オフラインでのデータ操作が得意で、データの同期がスムーズです。パフォーマンスは、データの量と同期の頻度に依存します。
- realm:
Realmは、非常に高速で、リアルタイムのデータ更新をサポートします。特に大規模なデータを扱う際に優れたパフォーマンスを発揮します。
- react-native-sqlite-storage:
このライブラリは、ネイティブのSQLite機能を利用するため、パフォーマンスが高いです。大規模なデータセットでも効率的に動作します。
オフラインサポート
- sqlite3:
SQLite3は、ローカルデータベースとして機能し、オフラインでのデータ操作が可能です。
- expo-sqlite:
Expo SQLiteは、オフラインでのデータ保存が可能で、モバイルアプリケーションに最適です。
- pouchdb:
PouchDBは、オフラインファーストの設計がされており、オフライン時でもデータの操作が可能です。
- realm:
Realmは、オフラインでのデータ操作をサポートし、データがローカルに保存されます。
- react-native-sqlite-storage:
このライブラリは、オフラインでのデータ保存をサポートし、アプリがオフラインでも動作します。
データ同期
- sqlite3:
SQLite3は、データ同期機能を持たず、ローカルデータベースとして使用されます。
- expo-sqlite:
Expo SQLiteは、データの同期機能を提供していませんが、アプリ内でのデータ管理に特化しています。
- pouchdb:
PouchDBは、CouchDBとシームレスにデータを同期できるため、オフラインとオンラインの両方でデータを扱うアプリに最適です。
- realm:
Realmは、データのリアルタイム同期をサポートしており、複数のデバイス間でデータを共有できます。
- react-native-sqlite-storage:
このライブラリは、データ同期機能を持たず、ローカルデータベースとして使用されます。
学習曲線
- sqlite3:
SQLite3は、SQLの知識が必要であり、学習曲線はやや急です。
- expo-sqlite:
Expo SQLiteは、Expoフレームワークの一部であるため、学習曲線は比較的緩やかです。
- pouchdb:
PouchDBは、オフラインデータベースの概念に慣れる必要がありますが、シンプルなAPIで扱いやすいです。
- realm:
Realmは、オブジェクト指向のデータベースであるため、学習曲線はやや急ですが、強力な機能を提供します。
- react-native-sqlite-storage:
React Nativeに慣れている開発者には、学習曲線は緩やかです。