基本機能
- fs-extra:
fs-extraは、fsの機能に加えて、ディレクトリのコピー、移動、削除、ファイルのコピーなどの便利なメソッドを提供します。これにより、より複雑なファイル操作が簡単に行えます。
- fs:
fsモジュールは、ファイルの読み書き、削除、ディレクトリの作成など、基本的なファイルシステム操作を提供します。シンプルなAPIで、Node.jsの環境で直接使用できます。
- fs-extra-promise:
fs-extra-promiseは、fs-extraのPromiseラッパーで、非同期処理を簡単に扱えます。Promiseを使用することで、コールバック地獄を避け、よりクリーンで読みやすいコードを書くことができます。
非同期処理
- fs-extra:
fs-extraもコールバックベースですが、Promiseベースのメソッドも提供しており、より柔軟な非同期処理が可能です。
- fs:
fsモジュールはコールバックベースの非同期処理を使用します。非同期操作を行う際には、コールバック関数を指定する必要があります。
- fs-extra-promise:
fs-extra-promiseは、Promiseを使用して非同期処理を行います。async/await構文を利用することで、非同期処理を直感的に記述でき、エラーハンドリングも簡単になります。
エラーハンドリング
- fs-extra:
fs-extraも同様に、コールバック関数を通じてエラーを処理しますが、Promiseベースのメソッドを使用することで、try-catch構文を使ったエラーハンドリングが可能です。
- fs:
fsモジュールでは、エラーが発生した場合、コールバック関数にエラーオブジェクトが渡されます。エラー処理を行うためには、コールバック内でエラーをチェックする必要があります。
- fs-extra-promise:
fs-extra-promiseでは、Promiseを使用したエラーハンドリングが可能です。async関数内でtry-catchを使用することで、エラーを簡単に捕捉し、処理することができます。
パフォーマンス
- fs-extra:
fs-extraは、fsの機能を拡張するため、若干のオーバーヘッドがありますが、便利な機能を提供することで、開発効率を向上させます。
- fs:
fsモジュールは、Node.jsのコアモジュールであるため、非常に高いパフォーマンスを発揮します。ただし、複雑な操作を行う場合は、コールバックのオーバーヘッドが発生することがあります。
- fs-extra-promise:
fs-extra-promiseはPromiseを使用するため、非同期処理のパフォーマンスは良好ですが、Promiseのオーバーヘッドが発生します。ただし、コードの可読性が向上するため、開発効率が高まります。
使用シナリオ
- fs-extra:
fs-extraは、複雑なファイル操作が必要な場合に適しています。例えば、ファイルのコピーやディレクトリの操作が頻繁に行われるアプリケーションに最適です。
- fs:
fsモジュールは、基本的なファイル操作が必要なシンプルなアプリケーションに適しています。特別な機能が不要な場合に最適です。
- fs-extra-promise:
fs-extra-promiseは、非同期処理を重視するアプリケーションに適しています。async/awaitを使用して、非同期処理を簡潔に記述したい場合に最適です。