sass vs @emotion/react vs styled-jsx vs styled-components
"スタイリングライブラリ" npm パッケージ比較
1 年
sass@emotion/reactstyled-jsxstyled-components類似パッケージ:
スタイリングライブラリとは?

スタイリングライブラリは、ウェブアプリケーションのスタイルを管理するためのツールであり、開発者がコンポーネントにスタイルを簡単に適用できるようにします。これらのライブラリは、CSSの記述方法やスタイルの適用方法において異なるアプローチを提供し、開発者のニーズに応じた柔軟性を持っています。

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統計詳細
パッケージ
ダウンロード数
Stars
サイズ
Issues
公開日時
ライセンス
sass16,188,5414,0725.7 MB722日前MIT
@emotion/react9,718,41117,756817 kB3555ヶ月前MIT
styled-jsx9,415,6127,7621.03 MB8312日前MIT
styled-components6,461,37540,7961.77 MB3214日前MIT
機能比較: sass vs @emotion/react vs styled-jsx vs styled-components

スタイルの適用方法

  • sass:

    Sassは、CSSの拡張機能を提供し、より効率的にスタイルを書くことができます。ネストされたルールや変数を使用することで、コードの再利用性が向上します。

  • @emotion/react:

    @emotion/reactは、CSS-in-JSのアプローチを採用しており、JavaScript内でスタイルを定義できます。これにより、スタイルを動的に変更したり、テーマを簡単に管理したりすることが可能です。

  • styled-jsx:

    styled-jsxは、JSX内でスタイルを定義でき、コンポーネントごとにローカルスコープのスタイルを提供します。これにより、スタイルの衝突を避けることができます。

  • styled-components:

    styled-componentsは、コンポーネントごとにスタイルを定義し、スタイルをそのコンポーネントにバンドルします。これにより、スタイルのスコープが明確になり、スタイルの衝突を防ぎます。

パフォーマンス

  • sass:

    Sassは、コンパイル時にCSSを生成するため、実行時のパフォーマンスに影響を与えません。生成されたCSSは、通常のCSSと同様にブラウザによって最適化されます。

  • @emotion/react:

    @emotion/reactは、スタイルをコンポーネントに結びつけるため、必要なスタイルのみを生成します。これにより、パフォーマンスが向上し、スタイルの適用が効率的です。

  • styled-jsx:

    styled-jsxは、サーバーサイドレンダリングと組み合わせることで、初回のレンダリング時にスタイルを事前に生成し、クライアント側でのパフォーマンスを向上させます。

  • styled-components:

    styled-componentsは、スタイルを動的に生成するため、初回のレンダリング時にオーバーヘッドが発生することがありますが、キャッシュを利用することでパフォーマンスを向上させることができます。

学習曲線

  • sass:

    Sassは、CSSの拡張機能を提供するため、CSSに慣れている開発者にとっては学習が容易です。しかし、ネストやミックスインの概念を理解する必要があります。

  • @emotion/react:

    @emotion/reactは、CSS-in-JSの概念に慣れていない開発者にとっては、最初は少し学習曲線があるかもしれませんが、Reactのコンポーネントと密接に連携しているため、Reactに慣れている場合は比較的簡単に学べます。

  • styled-jsx:

    styled-jsxは、Next.jsと統合されているため、Next.jsに慣れている開発者には簡単に学べますが、他のフレームワークを使用している場合は少し慣れが必要です。

  • styled-components:

    styled-componentsは、Reactのコンポーネントベースのアプローチに基づいているため、Reactに慣れている開発者には直感的に学ぶことができます。

テーマ管理

  • sass:

    Sassでは、変数を使用してテーマの色やスタイルを管理できますが、動的なテーマ切り替えには追加のロジックが必要です。

  • @emotion/react:

    @emotion/reactは、テーマプロバイダーを使用して、アプリケーション全体でテーマを管理することができます。これにより、テーマの切り替えが容易になります。

  • styled-jsx:

    styled-jsxは、テーマ管理のための組み込みの機能はありませんが、CSS変数を使用することでテーマを管理することが可能です。

  • styled-components:

    styled-componentsは、テーマプロバイダーを使用して、テーマを簡単に管理できます。これにより、アプリケーション全体で一貫したスタイルを維持できます。

エコシステムとサポート

  • sass:

    Sassは、長い歴史を持つCSSプリプロセッサであり、広範なコミュニティと多くのリソースが利用可能です。

  • @emotion/react:

    @emotion/reactは、広範なコミュニティと豊富なドキュメントがあり、サポートが充実しています。特にReactエコシステムとの統合が強力です。

  • styled-jsx:

    styled-jsxは、Next.jsに特化したライブラリであり、Next.jsのエコシステム内でのサポートが充実しています。

  • styled-components:

    styled-componentsは、人気のあるライブラリであり、活発なコミュニティと豊富なプラグインが存在します。

選び方: sass vs @emotion/react vs styled-jsx vs styled-components
  • sass:

    Sassは、CSSの拡張機能を提供し、ネスト、変数、ミックスインなどの機能を利用したい場合に選択します。既存のCSSに対して機能を追加したい場合に最適です。

  • @emotion/react:

    @emotion/reactは、CSS-in-JSアプローチを採用しており、スタイルをコンポーネントに直接結びつけたい場合に最適です。特に、テーマの管理や動的スタイルが必要な場合に選択するべきです。

  • styled-jsx:

    styled-jsxは、Next.jsと統合されており、特にサーバーサイドレンダリングを行うアプリケーションで使用する場合に選択します。ローカルスコープのスタイルを簡単に適用したい場合に最適です。

  • styled-components:

    styled-componentsは、コンポーネントベースのアプローチを提供し、スタイルをコンポーネントに直接結びつけることができるため、Reactアプリケーションでの使用に適しています。特に、スタイルをコンポーネントのロジックと一緒に管理したい場合に選択します。