node-fetch vs axios vs got vs request vs ky
"HTTPリクエストライブラリ" npm パッケージ比較
1 年
node-fetchaxiosgotrequestky類似パッケージ:
HTTPリクエストライブラリとは?

HTTPリクエストライブラリは、ウェブアプリケーションが外部のAPIやサーバーと通信するためのツールです。これらのライブラリは、HTTPリクエストを簡素化し、データの取得や送信を容易にします。各ライブラリは異なる機能や設計原則を持ち、開発者が特定のニーズに応じて選択できるようになっています。

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統計詳細
パッケージ
ダウンロード数
Stars
サイズ
Issues
公開日時
ライセンス
node-fetch61,187,2418,832107 kB2142年前MIT
axios59,317,329106,4052.14 MB6723日前MIT
got22,175,68014,484242 kB12819日前MIT
request13,294,42425,680-1355年前Apache-2.0
ky2,398,74414,376158 kB5517日前MIT
機能比較: node-fetch vs axios vs got vs request vs ky

使いやすさ

  • node-fetch:

    Node-fetchは、Fetch APIのシンプルな実装であり、ブラウザでの使用経験がある開発者にとっては馴染みやすいです。

  • axios:

    Axiosは、シンプルで直感的なAPIを提供しており、リクエストの送信やレスポンスの処理が容易です。また、リクエストとレスポンスのインターセプト機能があり、リクエストを送信する前やレスポンスを受け取った後に処理を追加できます。

  • got:

    Gotは、Promiseベースであり、非同期処理が簡単に行えます。また、オプションの設定が豊富で、リクエストのカスタマイズが容易です。

  • request:

    Requestは、非常にシンプルで使いやすいAPIを提供していましたが、現在はメンテナンスが終了しているため、新しいプロジェクトには不向きです。

  • ky:

    Kyは、Fetch APIをラップしているため、Fetchに慣れた開発者には非常に使いやすいです。シンプルなリクエストを簡単に行うことができます。

パフォーマンス

  • node-fetch:

    Node-fetchは、Fetch APIの実装であるため、ブラウザのパフォーマンス特性を活かすことができますが、Node.js特有の最適化はありません。

  • axios:

    Axiosは、リクエストのインターセプトやエラーハンドリングが可能で、パフォーマンスを最適化するための機能が豊富です。

  • got:

    Gotは、ストリーミングやリトライ機能をサポートしており、高いパフォーマンスを発揮します。特に、複雑なリクエストを扱う際に優れた性能を示します。

  • request:

    Requestは、過去には人気がありましたが、現在はパフォーマンスの面で他のライブラリに劣ります。

  • ky:

    Kyは、軽量であるため、バンドルサイズが小さく、パフォーマンスに優れています。特に小規模なプロジェクトにおいて、その効果を発揮します。

エラーハンドリング

  • node-fetch:

    Node-fetchは、Fetch APIのエラーハンドリングをサポートしており、レスポンスがエラーである場合に簡単に処理できます。

  • axios:

    Axiosは、HTTPエラーを簡単にキャッチできる仕組みを提供しており、エラーハンドリングが容易です。レスポンスのステータスコードに基づいてエラーを処理できます。

  • got:

    Gotは、リトライ機能を持っており、エラーが発生した場合に自動的に再試行することができます。これにより、ネットワークの不安定さに対処できます。

  • request:

    Requestは、簡単なエラーハンドリングを提供していましたが、現在はメンテナンスが終了しているため、将来的なサポートが期待できません。

  • ky:

    Kyは、Fetch APIのエラーハンドリングをそのまま利用でき、Promiseベースのエラーハンドリングが可能です。

機能の拡張性

  • node-fetch:

    Node-fetchは、Fetch APIの標準に準拠しているため、拡張性は高くありませんが、標準的な機能を提供します。

  • axios:

    Axiosは、インターセプターやカスタムヘッダーの設定が可能で、機能の拡張性が高いです。プラグインを利用して機能を追加することもできます。

  • got:

    Gotは、リクエストのカスタマイズが豊富で、ストリーミングやリトライなどの機能を柔軟に追加できます。

  • request:

    Requestは、拡張性がありましたが、現在はメンテナンスが終了しているため、新しい機能の追加は期待できません。

  • ky:

    Kyは、シンプルさを重視しているため、拡張性は限られていますが、基本的な機能は十分にカバーしています。

サポートとメンテナンス

  • node-fetch:

    Node-fetchは、Fetch APIの実装であり、一定のサポートがありますが、Node.js専用の機能は限られています。

  • axios:

    Axiosは、活発にメンテナンスされており、コミュニティからのサポートも充実しています。

  • got:

    Gotは、定期的に更新されており、最新のNode.jsの機能に対応しています。

  • request:

    Requestは、メンテナンスが終了しているため、今後のサポートは期待できません。

  • ky:

    Kyは、軽量で新しいライブラリであり、活発に開発されています。

選び方: node-fetch vs axios vs got vs request vs ky
  • node-fetch:

    Node-fetchは、Node.js環境でFetch APIを実装したもので、ブラウザのFetch APIと同様の使い方ができます。Fetch APIの標準的な機能を利用したい場合に選択すると良いでしょう。

  • axios:

    Axiosは、Promiseベースであり、ブラウザとNode.jsの両方で動作します。簡単なAPIと豊富な機能を提供しており、特にリクエストとレスポンスのインターセプト機能が必要な場合に適しています。

  • got:

    Gotは、Node.js専用のHTTPリクエストライブラリで、非常に高いパフォーマンスと柔軟性を提供します。ストリーミングやリトライ機能が必要な場合に最適です。

  • request:

    Requestは、HTTPリクエストを簡単に行うための古典的なライブラリですが、メンテナンスが終了しているため、新しいプロジェクトには推奨されません。既存のプロジェクトで使用している場合は、移行を検討する必要があります。

  • ky:

    Kyは、軽量でモダンなHTTPリクエストライブラリで、Fetch APIをラップしています。小さなバンドルサイズと使いやすさが特徴で、シンプルなリクエストが必要な場合に適しています。