データストレージ方式
- jsonfile:
JSONファイルとしてデータを保存し、簡単に読み書きができます。ファイルベースのストレージで、特に設定や小規模データに適しています。
- localforage:
IndexedDB、WebSQL、localStorageをサポートし、ブラウザに依存しないストレージを提供します。データは非同期に保存され、オフラインでも利用可能です。
- lowdb:
ファイルシステム上のJSONファイルをデータベースとして扱い、簡単なCRUD操作が可能です。シンプルで軽量なデータストレージを提供します。
- pouchdb:
ドキュメント指向のデータベースで、データをJSON形式で保存します。オフライン時にも動作し、CouchDBとの同期が可能です。
- nedb:
メモリ内で動作し、必要に応じてデータをディスクに保存します。MongoDBのようなクエリ機能を持ち、Node.jsアプリケーションに適しています。
同期機能
- jsonfile:
ファイルの読み書きは同期的に行われ、簡単な操作が可能ですが、大規模データには不向きです。
- localforage:
非同期APIを使用しており、ストレージ操作中もUIがブロックされません。
- lowdb:
ファイルベースのため、同期的な操作が可能ですが、データが大きくなるとパフォーマンスが低下する可能性があります。
- pouchdb:
データの同期が強力で、オフライン時にもデータを保存し、オンラインに戻った際に自動的に同期します。
- nedb:
非同期操作をサポートしており、データベースのクエリや操作がスムーズに行えます。
使用シナリオ
- jsonfile:
設定ファイルや小規模なデータの保存に適しており、特に開発環境での利用が多いです。
- localforage:
オフライン機能を持つWebアプリケーションで、ユーザーのデータをブラウザに保存する際に使用されます。
- lowdb:
簡単なプロトタイプや小規模なアプリケーションでのデータ管理に最適です。
- pouchdb:
オフラインファーストのアプリケーションや、データの同期が必要なアプリケーションに最適です。
- nedb:
Node.jsアプリケーションでの軽量なデータベースとして利用され、簡単なデータ管理が可能です。
学習曲線
- jsonfile:
非常にシンプルで、特別な学習は必要ありません。すぐに使い始めることができます。
- localforage:
APIが直感的で、簡単に学習できますが、ブラウザのストレージの特性を理解する必要があります。
- lowdb:
シンプルなAPIで、すぐに使い始められますが、データベースの概念に慣れる必要があります。
- pouchdb:
ドキュメント指向データベースの概念を理解する必要がありますが、オフライン機能の実装が簡単です。
- nedb:
MongoDBに似たAPIを持つため、MongoDBの経験がある開発者には学習が容易です。
パフォーマンス
- jsonfile:
小規模なデータには適していますが、大規模データの処理にはパフォーマンスが低下する可能性があります。
- localforage:
非同期操作により、UIのパフォーマンスを維持しつつデータを保存できます。
- lowdb:
小規模データには非常に高速ですが、大規模データではファイルI/Oがボトルネックになる可能性があります。
- pouchdb:
オフライン時でもスムーズに動作し、データの同期も効率的に行われます。
- nedb:
メモリ内での操作は高速ですが、ディスクI/Oが発生するとパフォーマンスが低下することがあります。