node-fetch vs axios vs whatwg-fetch vs isomorphic-fetch
"HTTPクライアントライブラリ" npm パッケージ比較
1 年
node-fetchaxioswhatwg-fetchisomorphic-fetch類似パッケージ:
HTTPクライアントライブラリとは?

HTTPクライアントライブラリは、Webアプリケーションがサーバーと通信するためのツールです。これらのライブラリは、HTTPリクエストを簡単に作成し、レスポンスを処理するための機能を提供します。特に、異なる環境(ブラウザやNode.js)での使用を考慮した設計がされています。これにより、開発者はコードの重複を避け、より効率的にAPIとやり取りすることができます。

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サイズ
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公開日時
ライセンス
node-fetch73,450,9938,843107 kB2222年前MIT
axios65,493,530107,3322.18 MB6019日前MIT
whatwg-fetch15,503,84025,93557.4 kB192年前MIT
isomorphic-fetch6,418,3666,943-565年前MIT
機能比較: node-fetch vs axios vs whatwg-fetch vs isomorphic-fetch

APIのシンプルさ

  • node-fetch:

    node-fetchは、Node.js環境でfetch APIを使用するためのシンプルなインターフェースを提供します。ブラウザのfetchに似た使い方ができ、Node.jsのHTTPリクエストを直感的に行えます。

  • axios:

    Axiosは、シンプルで直感的なAPIを提供し、GET、POST、PUT、DELETEなどのHTTPメソッドを簡単に使用できます。リクエストの設定やレスポンスの処理が容易で、エラーハンドリングも簡単です。

  • whatwg-fetch:

    whatwg-fetchは、fetch APIのポリフィルであり、古いブラウザでもfetchを使用できるようにします。APIはシンプルで、Promiseを返すため、非同期処理が容易です。

  • isomorphic-fetch:

    isomorphic-fetchは、fetch APIのシンプルさを活かし、Promiseベースの非同期処理を容易にします。リクエストの構成が簡単で、サーバーサイドとクライアントサイドで同じコードを使えるのが特徴です。

エラーハンドリング

  • node-fetch:

    node-fetchもfetch APIに基づいており、HTTPエラーはPromiseの拒否として処理されます。レスポンスのステータスを確認し、エラー処理を行う必要があります。

  • axios:

    Axiosは、HTTPエラーを簡単に処理できるように設計されています。リクエストやレスポンスのインターセプト機能を使用することで、エラーを一元管理し、適切な処理を行うことができます。

  • whatwg-fetch:

    whatwg-fetchでは、fetch APIのエラーハンドリングを使用します。HTTPエラーはPromiseの拒否として扱われるため、catchメソッドでエラーを処理する必要があります。

  • isomorphic-fetch:

    isomorphic-fetchでは、fetch APIの標準的なエラーハンドリングを使用します。HTTPエラーはPromiseの拒否として扱われるため、catchメソッドを使ってエラーを処理できますが、レスポンスのステータスコードに基づくエラーハンドリングが必要です。

ブラウザ互換性

  • node-fetch:

    node-fetchは、Node.js専用のライブラリであり、ブラウザでは動作しません。Node.js環境での使用に特化しています。

  • axios:

    Axiosは、ブラウザとNode.jsの両方で動作し、特に異なる環境での互換性が高いです。これにより、同じコードベースでクライアントとサーバーの両方でHTTPリクエストを行うことができます。

  • whatwg-fetch:

    whatwg-fetchは、fetch APIのポリフィルであり、最新のブラウザでネイティブにサポートされていますが、古いブラウザでも使用できるように設計されています。

  • isomorphic-fetch:

    isomorphic-fetchは、ブラウザとNode.jsの両方で同じAPIを提供するため、サーバーサイドレンダリングを行うアプリケーションに最適です。

リクエストのキャンセル

  • node-fetch:

    node-fetchもリクエストのキャンセル機能を提供していません。fetch APIの仕様に従っているため、リクエストのキャンセルは手動で行う必要があります。

  • axios:

    Axiosは、リクエストをキャンセルするための機能を提供しています。CancelTokenを使用することで、特定のリクエストを簡単にキャンセルできます。

  • whatwg-fetch:

    whatwg-fetchは、fetch APIのポリフィルであり、リクエストのキャンセル機能は提供していません。fetch APIの仕様に従っているため、リクエストのキャンセルは手動で行う必要があります。

  • isomorphic-fetch:

    isomorphic-fetchは、リクエストのキャンセル機能を提供していません。fetch APIの仕様に従っているため、リクエストのキャンセルは手動で行う必要があります。

データの自動変換

  • node-fetch:

    node-fetchもfetch APIに基づいており、レスポンスデータの変換は手動で行う必要があります。JSONデータを扱う場合は、response.json()メソッドを使用して変換する必要があります。

  • axios:

    Axiosは、レスポンスデータを自動的にJSONに変換する機能を持っています。これにより、開発者はレスポンスのデータを手動で変換する手間を省くことができます。

  • whatwg-fetch:

    whatwg-fetchは、fetch APIのポリフィルであり、レスポンスデータの変換は手動で行う必要があります。JSONデータを扱う場合は、response.json()メソッドを使用して変換する必要があります。

  • isomorphic-fetch:

    isomorphic-fetchは、fetch APIに基づいており、レスポンスデータの変換は手動で行う必要があります。JSONデータを扱う場合は、レスポンスをJSONに変換するために、response.json()メソッドを使用する必要があります。

選び方: node-fetch vs axios vs whatwg-fetch vs isomorphic-fetch
  • node-fetch:

    node-fetchは、Node.js環境専用のfetch APIの実装です。ブラウザのfetch APIに似たインターフェースを提供し、Node.jsでのHTTPリクエストを簡単に行えるようにします。特に、Node.jsアプリケーションでfetch APIを使用したい場合に適しています。

  • axios:

    Axiosは、PromiseベースのHTTPクライアントであり、リクエストとレスポンスのインターセプト、リクエストのキャンセル、JSONデータの自動変換などの機能を提供します。特に、ブラウザとNode.jsの両方で使用する場合に便利です。

  • whatwg-fetch:

    whatwg-fetchは、fetch APIのポリフィルであり、古いブラウザでfetchを使用できるようにします。最新のブラウザではネイティブにサポートされていますが、互換性のために使用することができます。

  • isomorphic-fetch:

    isomorphic-fetchは、ブラウザとNode.jsの両方で同じAPIを使用できるように設計されています。サーバーサイドレンダリングを行うアプリケーションに最適で、fetch APIのシンプルさを活かしつつ、Node.js環境でも動作します。