データベースサポート
- knex:
Knexは、PostgreSQL、MySQL、SQLite、Oracleなど、さまざまなデータベースをサポートしています。特に、複雑なSQLクエリを構築する際に強力です。
- sequelize:
Sequelizeは、PostgreSQL、MySQL、MariaDB、SQLite、Microsoft SQL Serverなど、広範なデータベースをサポートしています。多様なデータベースに対して一貫したAPIを提供します。
- bookshelf:
Bookshelfは、PostgreSQL、MySQL、SQLiteなどのリレーショナルデータベースをサポートしています。Knex.jsを使用しているため、これらのデータベースに対して簡単にクエリを実行できます。
- waterline:
Waterlineは、MongoDB、PostgreSQL、MySQL、Redisなど、複数のデータベースをサポートしています。異なるデータストアを統一的に扱うことができるのが特徴です。
リレーションシップ管理
- knex:
Knexは、リレーションシップ管理の機能を提供していませんが、SQLクエリを直接書くことで、複雑なリレーションを構築できます。
- sequelize:
Sequelizeは、リレーションシップの定義が非常に強力で、関連モデルの取得や操作が簡単です。多対多や1対多のリレーションを簡潔に定義できます。
- bookshelf:
Bookshelfは、モデル間のリレーションシップを簡単に定義できます。1対多、多対多のリレーションをサポートし、関連データの取得が容易です。
- waterline:
Waterlineは、リレーションシップをモデルに簡単に追加でき、関連データの取得もシンプルです。異なるデータストア間でのリレーションシップを管理するのに適しています。
トランザクションサポート
- knex:
Knexは、トランザクションをサポートしており、複数のクエリを一つのトランザクションとして実行することができます。これにより、データの整合性を保つことができます。
- sequelize:
Sequelizeは、トランザクション管理が強力で、複雑なデータ操作を安全に実行できます。トランザクションの開始、コミット、ロールバックが簡単に行えます。
- bookshelf:
Bookshelfは、Knexを使用しているため、トランザクションをサポートしています。複数のデータベース操作を一つのトランザクションとして扱うことができます。
- waterline:
Waterlineは、トランザクションのサポートが限られていますが、アダプタに依存します。特定のデータストアでトランザクションがサポートされている場合に利用可能です。
学習曲線
- knex:
Knexは、SQLに近い構文を使用しているため、SQLに慣れている開発者には学習しやすいですが、ORMの機能は持っていません。
- sequelize:
Sequelizeは、多機能であるため、学習曲線がやや急ですが、豊富な機能を活用することで、複雑なアプリケーションを効率的に構築できます。
- bookshelf:
Bookshelfは、シンプルなAPIを提供しており、比較的学習しやすいですが、Knexの知識が必要です。
- waterline:
Waterlineは、シンプルなインターフェースを提供しており、学習しやすいですが、アダプタによって異なる挙動を理解する必要があります。
拡張性
- knex:
Knexは、SQLクエリビルダーとして非常に柔軟で、必要に応じて機能を追加できます。
- sequelize:
Sequelizeは、プラグインやカスタムバリデーションを追加することで、拡張性が高く、特定のビジネスロジックに合わせたカスタマイズが可能です。
- bookshelf:
Bookshelfは、カスタムモデルやリレーションを追加することで、拡張性がありますが、Knexの知識が必要です。
- waterline:
Waterlineは、アダプタを通じて拡張性がありますが、特定のデータストアに依存するため、注意が必要です。