mongoose vs sequelize vs bookshelf vs waterline
"Node.js ORMライブラリ" npm パッケージ比較
1 年
mongoosesequelizebookshelfwaterline類似パッケージ:
Node.js ORMライブラリとは?

ORM(Object-Relational Mapping)ライブラリは、データベースのデータをオブジェクトとして扱うためのツールです。これにより、開発者はSQLクエリを直接書くことなく、データベースとのやり取りを行うことができます。これらのライブラリは、データベース操作を簡素化し、より直感的なコードを書くことを可能にします。特にNode.js環境でのデータベース操作において、これらのライブラリは非常に役立ちます。

npmのダウンロードトレンド
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統計詳細
パッケージ
ダウンロード数
Stars
サイズ
Issues
公開日時
ライセンス
mongoose2,985,57427,1702.85 MB2194日前MIT
sequelize1,750,97229,9102.91 MB95811日前MIT
bookshelf54,7256,368-2375年前MIT
waterline28,8305,4101.3 MB32-MIT
機能比較: mongoose vs sequelize vs bookshelf vs waterline

データベースサポート

  • mongoose:

    MongooseはMongoDB専用で、MongoDBの全機能を活用することができます。

  • sequelize:

    Sequelizeは、MySQL、PostgreSQL、SQLite、Microsoft SQL Serverなど、複数のSQLデータベースをサポートしています。

  • bookshelf:

    Bookshelfは、Knex.jsを使用しており、MySQL、PostgreSQL、SQLiteなどのリレーショナルデータベースをサポートしています。

  • waterline:

    Waterlineは、MySQL、PostgreSQL、MongoDBなど、さまざまなデータベースをサポートし、データストアの抽象化を提供します。

スキーマ定義

  • mongoose:

    Mongooseは、スキーマベースのアプローチを採用しており、データのバリデーションやデフォルト値を簡単に設定できます。

  • sequelize:

    Sequelizeは、モデルの定義を柔軟に行うことができ、データのバリデーションや関連付けを簡単に設定できます。

  • bookshelf:

    Bookshelfは、モデルの定義をシンプルに行うことができ、スキーマのバリデーションは外部ライブラリに依存します。

  • waterline:

    Waterlineは、スキーマを定義する必要がなく、データストアに応じた柔軟なデータモデルを提供します。

クエリ構築

  • mongoose:

    Mongooseは、MongoDBのクエリ構文に基づいており、複雑なクエリを簡単に構築できます。

  • sequelize:

    Sequelizeは、強力なクエリビルダーを提供しており、複雑なクエリを簡単に作成できます。

  • bookshelf:

    Bookshelfは、Knex.jsを使用したクエリビルダーを提供しており、直感的なクエリ構築が可能です。

  • waterline:

    Waterlineは、シンプルなクエリ構文を提供しており、異なるデータストアに対しても同じAPIでクエリを実行できます。

トランザクション管理

  • mongoose:

    Mongooseは、MongoDBのトランザクション機能をサポートしており、複数の操作を一つのトランザクションとして実行できます。

  • sequelize:

    Sequelizeは、トランザクションを簡単に管理できる機能を提供しており、複雑なデータ操作に対応しています。

  • bookshelf:

    Bookshelfは、Knex.jsのトランザクション機能を利用しており、トランザクションの管理が可能です。

  • waterline:

    Waterlineは、トランザクション管理のサポートが限られており、データストアによって異なる実装が必要です。

学習曲線

  • mongoose:

    Mongooseは、MongoDBに特化しているため、MongoDBの知識があれば学習しやすいです。

  • sequelize:

    Sequelizeは多機能ですが、APIが豊富であるため、学習には少し時間がかかるかもしれません。

  • bookshelf:

    BookshelfはシンプルなAPIを持っており、学習曲線は比較的緩やかです。

  • waterline:

    Waterlineは、シンプルなAPIを提供しており、Sails.jsを使用する場合は特に学習が容易です。

選び方: mongoose vs sequelize vs bookshelf vs waterline
  • mongoose:

    MongooseはMongoDB専用のORMで、スキーマベースのデータモデルを提供します。MongoDBを使用する場合は、Mongooseが最も適した選択肢です。データのバリデーションやミドルウェアのサポートが充実しているため、複雑なデータ構造を扱う際に便利です。

  • sequelize:

    Sequelizeは、複数のSQLデータベース(MySQL、PostgreSQL、SQLiteなど)をサポートする強力なORMです。トランザクションや関連付け、クエリの構築が容易であり、大規模なアプリケーションに適しています。複雑なデータベース操作が必要な場合に選択すべきです。

  • bookshelf:

    Bookshelfは、Knex.jsをベースにしたシンプルなORMです。リレーショナルデータベースを使用する場合や、軽量なソリューションを求めている場合に適しています。複雑な機能が必要ない小規模なプロジェクトに最適です。

  • waterline:

    Waterlineは、Sails.jsフレームワークのデフォルトORMで、複数のデータベースに対応しています。データベースの抽象化を重視しており、異なるデータストアを簡単に切り替えることができます。特にSails.jsを使用する場合におすすめです。